ナースコールの老朽化、放置していませんか?
最適な更新方法とは

ひとめくん
「ナースコールを入れ替えたいけど、有線と無線どっちがいいの?」
「最新のナースコールで、職員の負担や入居者の安全は改善する?」
こうした悩みを抱える介護施設の施設長・社長は多いです。
本記事では、ナースコールの基本機能、有線・無線の違い、施設ごとの選び方を解説します✍
最適なナースコール選びで、施設運営をスムーズにしませんか?
有線と無線のナースコールの違いと選び方
ナースコールは、施設の安全性や職員の働きやすさに大きく影響します。
しかし、「有線と無線、どちらが良いの?」と迷う施設は少なくありません。
まずは、基本機能を確認し、それぞれの特徴を比較してみましょう🔍

今求められるナースコールの基本機能
ナースコールの基本機能は、大きく分けて「呼び出し」「通話」「通知」「記録」の4つです📣
この4つの機能は、それぞれの施設の運用スタイルや人員体制に応じて重要性が変わります。
そして、どのタイプのナースコールを採用するか(有線 or 無線)によって、得意とする領域にも違いがあります。
- 呼び出し:入居者がボタンを押してスタッフに支援を求める、もっとも基本的な機能
- 通話:ナースコールを通じて、スタッフと入居者が音声でやりとりできる機能
- 通知:呼び出しやセンサーの異常を、ナースステーションやスタッフのスマートフォンに知らせる機能
- 記録:呼び出しの時間や回数、対応したスタッフの情報などを自動で残す機能
これらの機能をどこまで、どのように実現するかは、有線・無線それぞれのシステム特性によって違いがあります。
たとえば通信の安定性が高いのは有線、柔軟な通知やスマホ連携に強いのは無線といった具合です。
次の章からは、有線と無線、それぞれの特徴や違いを具体的に解説していきます。
有線ナースコールの特徴
有線ナースコールは、呼出ボタンや通話端末などが専用の配線で中継装置やナースステーションと接続されているシステムです。
通信は建物内に敷設されたケーブルを通じて行われます。
各居室や共用スペースには、壁面に固定された押しボタン型の呼出装置や、コード付きのベッドサイドボタンなどが設置されます。
設置には専門の配線工事が必要であり、建物の構造や部屋の配置に応じて事前のレイアウト設計が求められます。
無線ナースコールの特徴
無線ナースコールは、呼出装置や通話端末などが無線通信を用いて中継装置や管理システムと接続されているシステムです。
通信にはWi-Fi、LTE、特定小電力無線などのネットワークが使用されます。
呼出ボタンや通話端末は、壁面設置型や据え置き型の固定端末のほか、必要に応じてペンダント型などの携帯端末を組み合わせることができます。
システムはスマートフォンやタブレット端末との連携を前提に構成されており、通知や通話の送受信がモバイル機器で行えるようになっています。
無線タイプは、工事不要で設置が簡単であり、施設のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。
ただし導入に際しては、施設内に安定した無線通信環境の整備が必要です。
また、端末によっては定期的な充電や電池交換が必要となります。
お悩み・得たい効果ごとのナースコールの選び方
① 夜間の職員負担を減らしたい🌙
夜勤帯は人手が限られるため、スマートフォンとリアルタイム連携できる無線通信型ナースコールが力を発揮します。
スタッフが巡回中でもスマホで呼出通知を受け取り、その場で状況を把握して即対応できるため、ナースステーションへの往復を減らせます。
このスマホ連携は、かつて使われていたPHS端末とは異なり、チャット・音声通話・履歴確認など多機能で双方向性の高いICT運用が可能です📲
また、入居者の呼出用端末としては、壁に固定するボタン型のほか、首から下げられるペンダント型などの携帯型も選べるため、トイレや廊下などベッド以外の場所でも呼び出しが可能です。
② 転倒事故などのリスクを減らしたい⚠
センサーと連携できる無線通信型ナースコールを導入すれば、転倒や離床、異常動作などの兆候を自動検知し、職員へリアルタイムで通知されます。
入居者本人が呼び出しできないケースでも、職員がすぐに気づいて対応できる体制を整えることができます。
③ 施設のICT化を進めて業務効率を上げたい💻
スマホやタブレットと統合できる無線通信型ナースコールは、ICT化を進めたい施設に最適な仕組みです。
呼出の受信だけでなく、そのまま通話や対応記録が可能なため、職員の移動や書類業務の手間を大幅に削減できます。
このような連携は、従来の有線ナースコール+PHS通知では実現が難しい、柔軟かつ双方向な情報共有が可能となります。
さらに、見守りシステムや介護記録アプリとの連携もスムーズに構築でき、ナースコールを中心とした施設全体のICT基盤が整います。
④ ご家族からの信頼を高めたい👨👩👧👧
ご家族が施設に求めるのは、「何かあった時すぐに対応してもらえるかどうか」。
無線通信型ナースコールなら、呼出だけでなくセンサーの検知情報もリアルタイムで職員に届きます。
事故対応の速さが向上し、対応履歴も自動で記録されるため、ご家族への説明や信頼獲得にもつながります。
⑤ 建物の構造上、配線工事が難しい🏢
リフォーム済みの建物や、共用スペースが多い施設などでは、無線通信型ナースコールが適しています。
配線工事が不要なため、既存の構造を変えずに導入でき、レイアウト変更や増設にも柔軟に対応できます。
あとから必要な箇所に呼出端末を追加できるのも特長です。
⑥ 通信の安定性を最優先したい🔒
無線環境に不安がある施設では、有線型ナースコールを選ぶことで通信の安定性と確実性を確保できます。
建物内の配線を使って信号を送るため、電波干渉の影響を受けにくく、呼出通知が確実に届く構成となっています。
重度要介護者が多い施設や、医療的な対応が必要な場面でも安心して運用できます。
無線ナースコール導入で期待できる具体的な効果
無線ナースコールは、単なる「呼び出しツール」ではありません。
業務効率・安全性・信頼性のすべてを底上げする、施設運営のカギとなるツールです🔑
以下では、実際に導入した施設でよく実感される3つの具体的な効果を紹介します。

① 夜間の負担軽減と業務効率化
夜勤は職員が少ないうえに、突発的な呼び出しも多く、対応が追いつかないこともしばしば💦
無線ナースコールなら、スタッフのスマホやタブレットに直接通知が届くため、ナースステーションに戻らなくても対応可能です。
例えば、移動中に呼び出しを受け、即座に通話・確認・対応ができることで、巡回の回数を最適化できます。
その結果、職員1人あたりの負担が大きく減少し、ミスや疲労の軽減にもつながります。
また、通知履歴が自動で記録されるため、申し送りミスの防止にもなります。
夜間勤務者が日中スタッフに正確な情報を引き継げる体制が整います。
② 入居者の安心感向上
従来の有線型では、ボタンまで手が届かない・操作しづらいといった不安の声も多く聞かれます。
しかし、無線型はペンダント型やウェアラブル型の端末が選べるため、ベッド以外の場所でも呼び出し可能です🔔
さらに、動作感知センサーや離床検知機能を連携させれば、入居者が自ら呼び出せない場合でも異常を自動通知できます📡
このように、安心の「見えない手」をいつでもそばに感じられることが、入居者の心の安定につながります。
③ ご家族の信頼度アップ
ご家族の不安の多くは、「何かあった時、すぐに対応してくれるのか?」という点に集約されます。
無線ナースコールは、事故発生時の即時通知+履歴記録+職員の即対応を実現するため、対応スピードが段違いです🆙
また、転倒や体調変化などをセンサーが感知→職員に即通知→即対応→対応履歴を確認できるこの流れが、「対応できなかった」「知らなかった」を防止します。
このような運用は、面会できないご家族にとっても大きな安心材料となり、「この施設に預けてよかった」と感じるポイントになります😊
つまり、入居者・職員・ご家族という「三方よし」の運営が可能になるのが、無線ナースコール導入の大きな魅力なのです。
次の章では、最適なナースコールの導入を進めるための具体的な方法を紹介します。
今が導入のチャンス!
「まだ使えるから後回しでいいかも…」
そんなふうにナースコールの更新を迷っていませんか?
でも古い機器は通知の遅れや通話不良が起きやすく、安全面に不安が残ります⚠️
また、故障してからでは部品が手に入らず修理不能ということも…。
そして、これから新たにナースコールを導入しようとしている方も要注意です。
「何を選ぶか」次第で、施設の運営効率も、ご家族からの信頼も大きく変わるからです。
特に夜勤などの少人数体制では、無線ナースコールが力を発揮します。
スマホ通知やセンサー連携で、離れていてもすぐに対応でき、入居者の安心感アップにもつながります👍
更新でも新規でも、「今どうするか」が未来を変える分かれ道。
トラブルが起きる前に、早めに検討を始めることが重要です💡

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ひとめくん
【ひとめくんプロフィール】
- HitomeQ ケアサポートのマスコットキャラクター
- 介護施設や高齢者住宅の見守りに従事して10年。施設長・管理職・介護職員の事情に誰よりも詳しい。
- 性別:ヒミツ
- 年齢:ヒミツ(年齢はないけど、気づいたらバージョンアップしているかも?)
- 読者の皆さんが「なるほど!」 「使える!」となる介護業界や業務改善の情報を共有するため、コラム記事に登場する。

監修:神内秀之介さん
- 介護経営コンサルタント
- ふくしのよろずや神内商店合同会社 代表
- 公益社団法人日本社会福祉士会 理事
公的機関、職能団体、企業からの依頼で年間100件以上のセミナー講師を務める一方、業界誌や専門メディアへのコラム寄稿も多数。介護分野における実践的な知見と経営視点を兼ね備えたアプローチで、多くの福祉施設の課題解決に寄与している。
https://jinnaisyouten.com/