株式会社シンメー 住宅型有料老人ホーム「蔵」様
1つの投資で3つの効果
HitomeQ導入で変わった転倒・離職・コストの現実
株式会社シンメー 住宅型有料老人ホーム「蔵」様(愛知県豊川市)は、2011年8月に開設。個室30床、2階建ての住宅型有料老人ホームとして、幅広い介護度に対応し、地域の中核的な存在です。
介護施設における転倒事故の予防と夜間業務の効率化は、長年の課題。AI搭載カメラ型見守りシステム「HitomeQ ケアサポート」を導入し、転倒事故を90%削減しながら、年間158万円以上のコスト削減を実現した株式会社シンメー住宅型有料老人ホーム「蔵」の取り組みについて、インタビュー形式で詳しくお話を伺いました。

株式会社シンメー住宅型有料老人ホーム「蔵」
エリアマネージャー 朝倉正次さま
転倒90%減少に、158万コスト削減!4時間/日の負担減。
経営課題を同時に解決した、HitomeQ導入の決め手とは?
―― 導入を決定された背景にある課題について、お聞かせください。
主に三つの課題がありました。第一に転倒事故の防止、第二に夜勤者(1名体制)の負担軽減、第三に転倒による骨折・入院の予防です。特に2階建ての施設で夜勤1名体制という状況下での見守り体制の改善が急務でした。
―― HitomeQ ケアサポート導入の決め手は何でしたか?
従来の見守り機器では部屋の状況が正確に把握できず、転倒時の原因特定や家族への説明が曖昧になりがちでした。映像で確認できるAI搭載システムという点が、当施設のニーズに最も合致していました。
―― 実際の運用面での反応は、いかがでしたか?
導入から約8ヶ月が経過し、特に夜勤者からの評価が非常に高いです。使いこなしも早く、早い職員で1週間、遅い職員でも1ヶ月以内には操作に慣れました。スマートフォン世代の職員が多いため、習得が早かったと感じています。
―― 経営面でのメリットについて、お聞かせください。
具体的な数値で申し上げますと、1日あたり約4時間の業務時間削減を実現し、年間で158万4000円のコスト削減に成功しました。また、転倒事故が導入前と比べて1割に減少し、それに伴う入院による収入減少も防げています。さらに、ICT化による職員の働きやすさ向上で、離職防止にも効果が出ています。
主なポイント
- 転倒事故が導入前と比較して90.2%減少
- 見守りや記録業務の負担が大幅に軽減
(1日4時間の業務時間削減を実現) - 年間158万4000円のコスト削減効果
- 映像による客観的な状況把握が可能となり、家族への説明が明確に
- ICT化による職員の働きやすさ向上と離職防止
- 導入から1ヶ月以内での操作習得を実現

まとめ

HitomeQ ケアサポートを導入したことで、転倒予防といった安全面の改善だけでなく、業務の効率アップによって経営面にも良い影響が出ていることがわかってきました。
特に、映像で状況を客観的に把握できるようになったことで、スタッフの負担を減らしつつ、ご家族への説明もわかりやすくなったという、二つの課題を同時にクリアできた点が大きなポイントです。
これからの介護現場におけるICT活用のモデルケースとして、参考になる事例といえるでしょう。